ゆばへのこだわり

ゆばへのこだわり

創業者の熱い想い


ミツトヨの創業者 沼田惠範 (開発当時の様子)

「仏教精神を食の面から伝え健康に寄与する」
 精密測定機器では世界のトップメーカーである株式会社ミツトヨの創業者 沼田惠範が、1986年に立ち上げた株式会社ミツトヨフーズは、2017モンドセレクションで「さしみゆば」が金賞、「味付け小巻ゆば」が銀賞を受賞。ゆば業界初の快挙を成し遂げました。

 沼田惠範は、広島県の山里にある浄土真宗浄蓮寺に生まれ、深く仏教に帰依し、「共存共栄」や「命の尊さ」を知り、その後、アメリカ開教使補として渡米、カリフォルニア大学時代にはすでに不殺生による食品産業への構想を描き、仏教精神を「食」の面からも伝えたいと願っていました。帰国後は、まずは経済的基盤を築くために精密測定機器メーカー(株)三豊製作所(現・(株)ミツトヨ)を創業、現在では29カ国に68拠点を持ち、三次元測定機も含め5,000種類もの精密測定機器を製造販売。
 そのかたわらで、良質な植物性タンパク質と脂質を摂取できる大豆食品の事業化に注目し、研究を重ね、70年間あたため続けた願いを90歳で実現しました。
 1995年には、那珂川町の里山に現工場を移設、創業者の精神を受け継ぎながら、業界初のゆば巻き取り自動製造システムを開発導入して、現在では、巻ゆば換算で日産8,000個を製造、日光はじめ栃木県内外の全国有名百貨店などに広く出荷しています。

ゆばについて

 ゆばは平安時代、天台宗の開祖・最澄が中国より持ち帰り、京都や日光、山梨などに広まったといわれます。原料は“畑の肉”と言われる大豆で、栄養価が高いのが特徴。良質な植物性たんぱく質をはじめ、不足しがちなリンや鉄分、亜鉛などのミネラルを豊富に含みます。また、「女性ホルモン」に似た働きをするといわれるイソフラボンは豆乳の10倍近くも含み、さらに低カロリーであることから、特に女性にとってはうれしい美と健康のサポート食品とも言えるでしょう。加えて血管を老化させ、脳梗塞や動脈硬化を招く原因ともなるコレステロールを含まないので、老若男女問わず食べていただきたい理想的な食品です。

ゆばへのこだわり・品質管理について

 当社では業界初の「ゆば巻取り自動製造システム」を開発導入いたしました。これにより、食の安全・安心・効率化をはかり、低価格でのご提供が実現しました。
 また、レトルト殺菌をほどこしているので常温でも4カ月保存が可能です。全ての商品を毎日サンプルとして保管し、トレーサビリティを管理しておりますので、安心してお召し上がりください。
 味付けも、化学調味料を一切使用せず、植物性由来の原料のみで仕上げた商品もございます。

  


加圧加熱殺菌

 

 

製造工程の様子を動画でご紹介